T川さんのぶらリ・・・ひとり旅 |
午後5:15 出発前、満面の笑みを浮かべ「北の大地」を目指し元気に出発。 (ここからは、T川さんの報告です) ↓ 高速を使って新潟西インターへすっ飛んで行きました。 途中、ツーリングバックのレインカバーが風圧で外れそうになったので、慌てて三条インターに緊急停止。 料金所手前でUターンするはずが、パイロンとひもでガッチリと進入を拒まれ、いったん外へ、「なんか損したみたい!」 笹川流れ通過あたりで日が暮れ、(きれいだったなぁ〜) 鼠ヶ関〜鶴岡〜酒田とそれなりに無事走行。さて、そろそろ給油とめしだな。 pm21:00 秋田県本庄手前20キロ付近で給油、S本さんに経過報告。 「アハハ!元気元気!行きマッセ〜青森まで」とね。スタンドの兄さんに「有難う!」 そして一言、「お客さん、雨になりましたね!」 「ガ・ガ・ガ・ガ・ガッビン〜!!!」 「あぁ・・雨?」・・・・ 「うん、まぁ〜しゃないな、それもあり、カッパもあるし、ノープロブレム!」 カッパズボンをはこうとしたら、ブーツを脱がないため無理にはこうとしたら片足で転倒しそうになり、スタンドの兄ちゃんに手伝ってもらい恥ずかしかったです。「準備万端いざ・・」 ブルルン〜ブルルン〜! 国道には予想以上の大きなわだちがあり、対向車とのすれ違いでタイミングが悪いと、「バシャァ〜!」と、大波をかぶってしまう。ヘルメットシールドの水滴は、対向車ヘッドライトを乱反射し、最悪。ブーツカバーがないので、だんだん紐の部分から水が染みてくる、大波のたびに「ふぁぁ〜・・・畜生・・・」とだんだんなえってくる。 (青森まであと250キロ以上か!うぅ〜ん、よし勇気ある撤退だな、ここは。)・・・根性無しの限界 (この先は、秋田のビジネスホテルで一泊して明日早朝再アタック!)ありがたいことに、秋田ビジネスホテルではずぶぬれの私は泊まれるか心配だったが、ちょうど責任者らしきお方が外におられ、事情をあれこれと説明すると、「そりゃ大変でした分かりました。どうぞ、バイクはいたずらされるといけないので、奥の駐輪場へどうぞ、駐車料金は無料です。」(地獄に仏!とはこのこと。)・・・それほど私は弱っていました。 「この時間ですのでお食事は用意できませんが、まだ、周りにお店がやってますので、気に入ったとこでどうぞ。」 (分かっています、分かってます十分ですハイ。) 「北海道へのフェリーの時刻表も用意します!」 (ありがたやありがたや!) 兎に角、着替えをして食事に出るぞ、一番近い前の店でいいや。放心状態で入店して驚いた、その店は北海道居酒屋「丸一」メニューは北海道そのもの、日本酒も北海道の地酒?つぶ貝・うに・ししゃもと堪能して、頭の中は、 ♪行ったつもりで、北海道!北海道!♪ 「いったつもりで、北海道居酒屋」は40分位で切り上げ。繁華街を一周しホテルに戻り、24:00位に熟睡。ホテルの乾燥した空気のおかげでぬれた物は一発乾燥! 明朝6:00起床、350円のカップドリップコーヒーを飲みながら「さて今日の天気は?」と外を眺めれば、道路はまだぬれており、空は北の方向にどんよりとした雨雲、「やっぱり、予報どおり午前中は雨かな!」「青森までは無理だな、時間も無いし」「撤収・撤収決定!」と。 空の明るい新潟方向を目指し南下、ブルルン〜ブルルン〜・・・・・昨日の試練のご褒美が始まりました。 走行中なにか甘い香りがし、「なんだろう?いい香りだなぁ〜!」とまわりをきょろょきょろ「あれだな、アカシヤの花の匂いだ!」いたるところにアカシヤの花が風にゆられていた。確認のため停止しかいでみたら「やっぱし!」 兎に角、妙に懐かしく暖かく天候が回復し青空のもと最高の香りで、以来完全の豚っ鼻状態での走行となりました。 標識に鳥海高原の案内図「よっしゃ、鳥海高原経由、鳥海ブルーライン?へGO!」完全に晴天となり「気持ちいいぃ〜!」「そっそ、ここでデジカメ、デジカメ。」「パシャ、パシャ!!」本当は「ピー、ピー」 車もいないし、道も広いし、「最高!それにこのイナズマ1200も最高っす!」 「目指す鳥海山もまだまだ残雪が多いから、写真を北海道の大雪山と言えばうそも通るかな?」「昨日は、北海道居酒屋で北海道のご馳走も食ったし、今日も行ったつもりで、北海道、北海道だな!」気持ちよく飛ばし、5合目の最終駐車場に到着「おぉ、バイクは俺だけかよ。」「いやいや、いたいた、かっこいいホンダスパーフォア、栃木ナンバー」人見知りをしない私は、すぐに友達になり、デジカメでシャッターを押してもらったり、話が弾みました。 彼は、日帰の予定で栃木を出発し今鳥海山に到着したそうな、カーボンマフラーに取り替えており、音を聞かしてもらいました。 「どどどーん!どどどーん」「いい音ですね!」とほめたら、嬉しそうでした。そこで、悪い癖が出そうになりました「バイク貸してもらえませんか?」ワンテンポ彼が早くバイクにまたがったので、言えなくてラッキーでした。 あとは、一気に山形経由で新潟到着「あーあー、疲れた!」 年内もう一度「チャレンジ!」の予定・・・・・・だとさ、メデタシメダタシ。 ↑ 以上、T川さんのご報告書に少しアレンジして載せてみました。 「お帰りなさい。」の一枚 |